ゆーなかブログ

理学療法士1年目になります。ブログを通じてインプットした知識をアウトプットしていきたいと思います!

距骨下関節とショパール関節の関係性

距骨下関節とショパール関節の関係性

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 引用文献:ペリー歩行分析 

 

距骨下関節

回外位

中間位

回内位

後足部肢位

内反位

中間位

外反位

足部剛性

増加

 

低下

 

距骨下関節の肢位によってショパール関節を構成する距舟関節の関節面、踵立方関節の関節面の位置関係も変化することとなる。

左図のように距骨と踵骨の運動軸が平行(後足部外反位)になると、関節運動は可動しやすく、足部の剛性は低下する。

右図のように距骨と踵骨の運動軸が平行(後足部内反位)になると、関節運動は可動しにくい状態となり、足部の剛性は増加する。

 

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引用文献:ペリー歩行分析

 

正常人の歩行では、立脚初期の距骨下関節回外(後足部内反位)によって足部の剛性が高まり推進機能の役割を果たす。また、立脚中期〜立脚後期では距骨下関節回内(後足部外反位)によって足部の剛性を低下させ柔軟性を高くすることで、踵骨外側から母趾球へ重心を移行させる。立脚後期〜前遊脚期では距骨下関節回外(後足部内反位)によって足部の剛性を高め、蹴り出しによる床反力を足部全体に伝達しやすい状態となる。

 

内側縦アーチの低下などによる足部アライメントの異常によって、歩行時の足部機能を果たせなくなり、歩行効率が悪くなる。