後脛骨筋CKCトレーニング
扁平足患者の多くは後脛骨筋の機能不全を有する。
一般的なトレーニングとしては、エラスチックバンドを前足部内側に巻き、外側から抵抗を加えての足部内転運動が推奨される。
しかし、実際の動作時と同じようにCKCでのトレーニングも段階的に必要である。
荷重下での後脛骨筋トレーニングはカーフレイズである。
特に、足部30°内転位でのカーフレイズは後脛骨筋の筋活動量が高いとされている。
足部内転位でのカーフレイズを行う際は、小趾球に荷重をかけ、踵挙上とともに足部内返しを意識させると効率的に行うことができる。
また、足部アーチ保持に関与する長趾屈筋においても、足部30°内転位でのカーフレイズが筋活動量の多いトレーニング方法なっている。
長趾屈筋においても、タオルギャザーなどの難易度の低いトレーニングから行い、足部内転位でのカーフレイズなどのCKCトレーニングを段階的に行っていく必要がある。