ゆーなかブログ

理学療法士1年目になります。ブログを通じてインプットした知識をアウトプットしていきたいと思います!

empty can test とfull can test の違いについて

双方ともに棘上筋の整形外科的テストとして使用されている。 ポジションの違い 臨床の場面では ポジションの違い empty can testは肩関節内旋位での外転運動とfull can testは肩関節外旋位での外転運動となっている。 この肩関節の内外旋のポジションの違い…

足部横アーチについて

足部横アーチについて 足部横アーチについて 足部横アーチの役割 足部横アーチの種類 足部横アーチ低下の原因について 足部横アーチの役割 横アーチの役割は、荷重の衝撃緩衝作用である。 足部横アーチの種類 横アーチには、中足部と前足部に分けられる。 中…

腱板断裂(rotator cuff tear)のMRI所見について

腱板断裂(rotator cuff tear)について 目次 腱板断裂(rotator cuff tear)について 腱板断裂のMRI所見について 腱板筋の整形外科的テスト 棘上筋の評価 肩甲下筋の評価 棘下筋・小円筋の評価 腱板断裂について 40歳以上の男性に好発する。疼痛などの症状が…

血圧(blood pressure:BP)について

血圧について 血圧について 収縮時血圧(systolic blood pressure:SBP) 拡張期血圧(diastolic blood pressure:DBP) 脈圧 血圧に影響を及ぼす因子 血圧のフィードバック機構 脈拍の触診部位 収縮時血圧(systolic blood pressure:SBP) 血液を送り出すため…

肩甲上腕関節における静的安定機構

関節包および関節上腕靭帯 関節包前方部の中でも肥厚した部位は関節上腕靭帯といわれる。 上方から上関節上腕靭帯(SGHL)・中関節上腕靭帯(MGHL)・下関節上腕靭帯(IGHL)がある。 SGHLの近位付着は、上腕二頭筋が付着している前で関節上結節付近である。…

自律神経過反射について

自律神経過反射(Autonomic Dysreflexia:AD) 内臓神経が障害されるTh5以上の脊髄損傷者のほとんどでみられる合併症である。 症状 鳥肌、発汗、顔面紅潮、徐脈、血管攣縮、高血圧 原因 膀胱の充満、カテーテルの詰まり、腸の過膨張、皮膚の感染症、褥瘡など…

肩関節後方関節包の拘縮について

肩関節後方関節包の拘縮について 肩峰下インピンジメントの起こる原因としては、関節拘縮、腱板筋の機能低下、肩甲骨運動の異常など様々ある。 Murakiらによると、肩関節後方関節包の拘縮によって、関節窩から上腕骨頭が偏位することが報告されている。拘縮…

低負荷運動の有用性

低負荷運動の有用性 一般的には、筋力増強訓練を行う際は、最大負荷量(1RM:repetition maximun)の70〜80%程度の高負荷量が推奨される。 しかし、対象が高齢者である場合は、このような高負荷トレーニングを行うこと必要はない。 Casapoらは、高齢者を対…

痛覚受容器について

痛覚受容器の興奮に関与する主な物質 ブラジキニン(BK)、ヒスタミン、プロスタグランジンなどがある。 ブラジキニン(BK) プロスタグランジン(PG) ヒスタミン ブラジキニン(BK) ブラジキニン(BK)は、侵害受容器、血管内皮細胞、マクロファージ、線…

後脛骨筋CKCトレーニング

扁平足患者の多くは後脛骨筋の機能不全を有する。 一般的なトレーニングとしては、エラスチックバンドを前足部内側に巻き、外側から抵抗を加えての足部内転運動が推奨される。 しかし、実際の動作時と同じようにCKCでのトレーニングも段階的に必要である。 …

BUN /クレアチニン比について

BUN(尿素窒素)とクレアチニンの比について BUN(尿素窒素) 基準値8〜21mg/dl 蛋白質がアミノ酸に代謝分解されるとアンモニア(NH3)が産生される。アンモニアは人体にとって毒性が強いため、肝臓で尿素に再構成される。その尿素は腎臓を介して排泄される。…

Kager’s fat pad(KFP)について

Kager’s fat pad(KFP)について Kager’s fat pad(KFP)は、アキレス腱と長母趾屈筋腱と踵骨に挟まれた三角形の空間に存在する脂肪組織である。この脂肪組織は①アキレス腱関連領域、②長母趾屈筋関連領域、③踵骨滑液包ウェッジの3つに分けられる。 それぞれ…

距骨下関節とショパール関節の関係性

距骨下関節とショパール関節の関係性 引用文献:ペリー歩行分析 距骨下関節 回外位 中間位 回内位 後足部肢位 内反位 中間位 外反位 足部剛性 増加 低下 距骨下関節の肢位によってショパール関節を構成する距舟関節の関節面、踵立方関節の関節面の位置関係も…

内側縦アーチの支持機構について

内側縦アーチの支持機構について 踵骨、距骨、舟状骨、3個の楔状骨、第1〜3中足骨からなり、距骨下関節、距舟関節、リスフラン関節を構成する。内側縦アーチは、外側アーチよりも高く、頂点は舟状骨となる。 静的支持機構 参考文献:laquinto JM,et al:Comp…

腸脛靭帯(ITT)遠位部の解剖学的構造

腸脛靱帯(ITT)について 腸脛靭帯(ITT)は、大腿筋膜から起こり、大腿筋膜張筋と大殿筋の付着により肥厚しており、脛骨外側部(Gerdy結節)に付着する。 大腿筋膜張筋の張力を停止部の脛骨外側部(Gerdy結節)に伝え、伸展された膝関節の安定性補助となりう…

yuunakaブログへようこそ!!

はじめまして! 今年の4月から理学療法士になるyuunakaと申します! 当ブログの目的は、 ①療法士学生向けの知識 ②医療職の方向けの知識 ③読書などを通じて得た知識 を中心に発信していくつもりです。 ①療法士学生向けの知識は、私が学生時代に疑問に思ったこ…